お受験に必須の歳時記、どう取り組む?
お受験を意識しはじめてから、大きく変わったことの1つが「歳時記を意識すること」でした。
これまでは、共働きということもあり、とにかく効率重視の考えが染みつき、歳時記などの準備はなかなか手が回らず…。いやぁ、時間ないですもん。
でも、お教室でもペーパーでも、歳時記に関しては常識問題として知識が必須のものとして扱われていました。
図鑑を見て楽しむだけでも十分かもしれませんが、どうせやるなら子どもに「季節感」「古き良き伝統への理解」も持たせたい。そのため、なるべく親子で楽しもう!と、限られた時間でいろいろ取り組んできました。
節分の由来
節分のイメージとしてはまず豆まきですが、せっかくなら由来から…ということで、いろいろな絵本や図鑑でわかりやすい説明を探しました。
我が子が一番すんなり受け入れられていたのは、
「節分は昔の人たちにとって、大晦日の日にあたるんだって」(旧暦では、1年の始まりが立春。節分は、その前の日にあたります)
「豆には魔除けの力があると信じられていたから、新しい年から悪いことを追い払って、変わりにいいことがくるようにお願いしたんだって」
という説明でした。
なぜだか分からないけれど、2月=節分とインプットするより、「そうか!」と納得してくれます。こうした簡単な説明を加えてあげると、会話のレベルも上がってくるように思っています。
また、難関校のお話の記憶の問題などでは、こうした背景のみ説明があり、設問で節分を類推させることもあり得るので、こうした対策も必要と感じました。
我が家での節分行事
我が家では、節分のときには「豆まき」「恵方巻き作り」「鬼のお面作り」をするようにしていました。豆まきは書いて字の通りですが、他の二つはできるだけ子どもの巧緻性にもつながるように工夫したので、少し記事に残しておければと思います。
・恵方巻き…太巻きを子どもと作る。そのとき、米をとぐところ、材料を切るところ、巻くところ、なんでもいいので子どもを巻き込む。地味なことでもいいので、何か一つでも工程に絡むと、子どもの思い出に残りやすくなります。親子で行事を楽しんでいること、のちのちの面接でもこれが大事です!
・鬼のお面作り…無地の紙袋(百円ショップで買いました)を逆さまにかぶってお面にする。紙袋の底の部分には円錐型に組み立てた色画用紙(※どうすれば円錐型になるかを考えさせる)を付け、目の部分は丸い穴を開けて作る(※どうすれば丸く切れるか、はさみで少し切り込みを入れる方法も伝える)。眉毛や口の形は折り紙で好きなように作らせ、パーツの配置で表情が変わることも伝える。毛糸で髪の毛を作ったり、あとは自由に…。
工作については、すべてを一緒に取り組む時間はないので、「材料を渡し、困ったときに少しアドバイスをする」…というスタイルにしてました。ただ、最初のうちはなかなか1人ではできないので、時間のあるときに「見本」を作っておくことをおすすめします。
たとえば夕飯の支度前に、見本と材料を渡しておけば、結構な時間をなんとか工夫して取り組んでくれます。こちらも家事ができるし、形が少し違っていても、子どもにとっては試行錯誤する経験にプラスが大きいと感じます。
近所の神社にでかけても
もしお時間がある方がいれば、近所の神社などの豆まき行事に行くのもおすすめです。
たまたま有給が取れたときに行きましたが、やはり大勢の中で豆をまく光景は圧巻。
なかなか見られないイベントに、子どもも楽しそうでした。
のちのち書いていきますが、こうした「楽しく歳時記を取り入れている」ことが子どもの言葉からにじみ出てくるようになると、面接での印象は間違いなく良くなるかと思います。
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