時間がない…!という焦りも甘えに負ける
小学校受験は「親の受験」とも言われるように、子どもの対策のみならず、家族での対策も重要になってきます。お受験を取り組んでいる方たちにとって、共働きであろうとなかろうと、時間がないという焦りはつきものではないでしょうか。
私たちも、正直に言えば年長クラスに上がるまで、なかなか家庭での学習リズムを作ることができず、ちょっと甘えていた部分もありました。
遅くに帰ってきてしまえば、どうしても「また明日…」と甘えてしまうこともしばしば…ほとんどでした。
気持ちにスイッチを入れた先生のひとこと
そんなとき、お教室の担任の先生との面談で、こんなことを言われました。
「小学校受験はお子さんの意思ではなく、親御さんの選択ですよね」
「それなのに、ご両親がこれ以上ないというくらいに本気で向き合わないで、お子さんに失礼になりませんか」
「泣いても笑っても試験のチャンスは1度。結果はどうあれ、ご家族のみなさんには晴れ晴れとした気持ちで終えてほしい」
もちろん、言葉で書き表すほどにきつい言い方ではありませんでしたが、この言葉を頂いてから、反省するばかりでした。
長いようなお受験対策の日々も、おしりが決まっています。
その限られた日程くらい、親の選択で子どもに取り組ませているのだから、親が「時間がない」といいわけしている甘えは許されないなと感じました。子どもをお受験の道に進ませている以上は、親として責任を取らなければならない…このときに、改めてスイッチを入れ直せた気がしています。
夫婦間で温度差があったとき
もちろん、夫婦でこのように思いが一致しないことも多々ありました。
お教室でもよく言われましたが、母親は必死になりすぎるくらいだけれど、なかなか父親の協力が得られない…というパターンはよくあります。
我が家が常にそうであったわけではないのですが、やはり温度差はありました。
「なんとなかなる」という夫と、「取り合えず不安だ」という妻。
こういうときに、2人で先生との面談に向かってもあまりいいことはありませんでした。聞きたいことも違うし、答えの受け取り方も違う。暗ーい雰囲気になってしまうこともあります。
我が家では、夫婦それぞれに面談の時間を取ってもらい、家庭の方向性というか、温度差のコントロールもしてもらった気がしています。
後々になって聞いたことですが、妻はスイッチの入らない夫に発破をかけようと、お教室の先生に「現状のままでは大変だと、なんとか伝えてください」とこっそりお願いすることもあったとか。
夫婦間で話しても危機感や課題の共有は難しいことも多いので、そんなときには第三者の手を借りることをおすすめします。
また、温度差があったときは、はっきりとお受験対策の分野を「分担」したほうがスムーズに進みました。
我が家でどのように分担したか、長くなるので次回の記事にまとめておきたいと思います。
↓共働き編つづく
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