「日本一わかりやすい小学校受験大百科」(プレジデントムック)の過年度版を振り返る〜当たり年はコレ〜

お受験

外出自粛が続き、なんだか心も落ち着かない日々を過ごしています。

日中は「何をしてすごそうか」「どうやりくりしようか」と考えながらいっぱいいっぱいの状態なので、子どもが寝て一息つくときには、ついスマホのフリマアプリをのぞいてしまうことが増えました笑。

今日は、そんな中で買ってみた、過年度版の「小学校受験大百科」について書いてみたいと思います。

過年度版、当たり年のはすごくおすすめです…!!

小学校受験大百科って…?

以前にもこのブログでご紹介していますが、改めて。

小学校受験大百科は、プレジデント社が出しているムック本で、毎年6月ごろに新しい年度のものが発行されています。

小学校受験大百科というだけあり、さまざまなデータが豊富。

気になる学校、今まで知らなかった学校のデータ面の比較に使えるので、お受験を考えているご家庭の方には、一冊手に取ってみることをおすすめします。

倍率や試験日、納入金などのデータのほか、内部進学率など、なかなか外部に出ない数字も入っているのがポイント高めなところ。

さらに、学校の内部を取材している記事があることもあり、掲載校の受験を考えている方にとっては、学校説明会以上の情報を仕入れる貴重なチャンスです。

特に、学校説明会の開催が危ぶまれている今年は、より役立つのではと感じています。

ただ、過年度版をフリマなどで購入してみて、一部の記事は「あれ、これどこかで読んだ話だな…」となることも。なんだか代わり映えしないかも…ということも正直あったので、気になる学校の記事が載っている年度の本を狙って購入するのがお勧めです。

これから、手に入れられた年度のものの概要を紹介するので、よろしければ購入検討の参考にしていただければありがたいです。

2020年完全保存版(2019年発売)の概要

2020年4月時点での最新刊である2020年完全保存版。一番特筆すべきは、開校したばかりの東京農業大学稲花小の特集があることでしょうか。

特集自体は4ページ分ですが、実際の説明会にも足を運んだ際、こちらの掲載内容と同じようなことを校長先生がおっしゃっていて、内容の充実ぶりを感じました。

また、わが家が個人的に一番楽しみにしているコーナーである「PTA座談会」には東京女学館小学校・桐朋学園小学校・玉川学園小学部の保護者の方が登場しています。

この学校の受験を考えられている方は、一読の価値ありかと思います。なかなか、保護者の方の声を聞ける場面ってないですもんね。

他には、学童保育の紹介として、聖心女子学院・さとえ学園小学校・玉川学園が紹介されています。実際のプログラム内容や値段も詳しく掲載されているので、こちらもおすすめ。

西武文理、聖心女子学院、国立音大付属の英語教育についても各2ページで掲載されています。

2019年版(2018年発売)の概要

続いて、2019年版。

わが家が購入したのはこの年のものが初めてで、感激した記憶があります。

まず、PTA座談会に掲載されているのは、早稲田実業初等部・成蹊小学校・東洋英和女学院です。やはり、保護者の方のお話からも、それぞれの学校の個性を感じますし、面接や願書のヒントにもなると思います。

個人的にこの年で特筆すべきは、お茶の水女子大付属小・早稲田実業初等部・学習院初等科の授業内容の一部が紹介されていることだと感じています。学校説明会では、学校の理念や教育内容は伺うことができても、実際の授業の現場を拝見できることはあまりありません。その点、各学校がどのような授業運営をされているのか、本からでも感じられるのは貴重だと思います。

特に、国立はなかなか見る機会が本当にないので、比較のためにも必要かと。

ほかにも、青山学院初等部のプログラミング教育に関することが詳しく4ページに渡って掲載されており、志願者の方は一度目を通しておいた方がいいかもしれません。

中学受験を検討されている方には、洗足学園・宝仙学園・聖徳学園小学校の進路指導についての記事もありました。

学童保育の関連の記事は、紹介されている学校も内容もほぼ同じ…と感じ、学童の情報集めのためには、1冊で良い気がしました。

2018年版(2017年発売)の概要

個人的に一番すごい!!!と思ったのは、この2018年版です。

この年にはPTA座談会の記事がないのが残念だと思いながら購入したのですが、それでも期待を超える企画がありました。

それは、なかなか内部の実情を見せてくれない「慶應義塾幼稚舎」の記事が豊富なこと。

慶應幼稚舎の説明会では、理念や「幼稚舎とは」という説明は充実しているのですが、教育内容の実態はあまり見えてきませんでした。

その点、このムックには、「算数の教え方」の特徴であったり、図書室の中の紹介であったり、学校説明会以上の情報が載っています。

幼稚舎の願書は文量も多めなので、情報が多いに越したことはありません。まず一冊読んでみると、書きやすくなかも知れません。わが家も、去年手に入れたかった…。

幼稚舎と同様、学習院初等科・同志社小・青山学院初等部の算数教育の特色が紹介されているほか、お茶の水女子大付属小の図書室に関する記事も。

幼稚舎とお茶小の子どもたちが図書室でどんな本を借りているのかというデータも比較できて、「この学校にはこういうタイプのお子さんが多いのかなぁ」なんて想像するのも楽しい。実際に、どんな本を取りそろえているのか、どんな図書室の作りなのかによって、学校からの「こういう子を育てたい」というメッセージにもつながる気がしています。

ほかにも、2018年版には匿名の保護者座談会のページがあり、なかなか読み応えが…。匿名である以上、都市伝説なのかどうか分かりませんが、「寄付金を▽万円だけにしたらママ友から驚かれた(バレるの!?)」「お小遣いが○○万円のお友達がいた(車買える‥!!)」…なんて赤裸々な話もあり、ちょっと読み込んでしまいました笑。

とにかく、もし過年度版を検討されるなら、2018年がおすすめです。

2015年版(2014年発売)の概要

…と、2018年版を絶賛したあとの2015年版。なんだか申し訳ない感じになってしまいますが、こちらには当時開校したばかりの「慶応義塾横浜初等部」の記事が載っています。西日本では、洛南小学校の紹介も。

どちらも倍率の高い人気校なので、情報集めも勝負のうちかもしれません。

他は、宝仙学園、帝京大学小学校、玉川学園小学部、ぐんま国際アカデミー初等部の校長先生による座談会などの記事がありますが、全体として「データ重視」という印象でした。

数字のデータは多いものの、取材系の記事はあまり多くなく、学校情報として集めるならば、上記の学校を志望されている方以外にはマッチしないかも知れません。

ただ、個人的にこの年度の記事で一番読み込んだのは、「直前1年、共働き先輩ママの24時間」の記事。

直前期のタイムスケジュールを読んでいろいろ感じることもありましたが笑、入学後の変化も書いてあったので、気持ちの予行演習になりました。

お受験を控えている方、そして入学を控えているかたにも、このコーナーは面白く読めると感じました。

全くの主観だらけですが、ご参考になれば幸いです。

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