お受験の模試の過去の出題を見ながら、その時期の到達目標を頭にいれたい…と思って始めたこのシリーズ。
当時の手帳や夫婦間でのメモ共有アプリの記録などを見ると、「ちょっと家庭学習をしていなかった時期」の成績の下がり具合が本当にリンクしていて、改めて驚きます。
家庭学習を頑張っていた時期は、それに呼応して成績は上位になっていましたが、
逆に忙しさからちょっと時間が作れなかった時期は、それなりに影響しました。
こつこつと積み上げられることがいかに重要かと実感させられていますが、早くも及び腰…。笑
年中に進級してから、少し難しくなりつつある段階を触れていければと思います。
年中初期、テストのレベルは?
年中の初期に行われていたテストのレベルをはかるため、まず内容を見ていきたいと思います。
この回の内容はこちら。
ペーパー(※後述します)
・話の記憶
・常識(季節や行事)
・数量と大小の分別
巧緻性
・動物の形が書かれた色画用紙に、顔を描いて線のとおりに切る。
折り紙で飾り付け(帽子など)をしてもよい
→用具の扱いが丁寧か、ゴミが出た際に小さくまとめるかの基準もありました
集団遊び
→モノの貸し借りがスムーズにできているか、上履きの着脱マナーも採点されました
言語
・名前をきちんといえる
・いまの季節を答えられる。
・最近家でやった季節の行事について、知っていることを二つ話す(たとえばひな祭りなら、桃の節句であることや、おひな様をかざること、女の子のお祝いであることなど)
→結構レベルが高い…歳時記は大事にしてきましたが、このころからはその行事の意味や背景もしっかり伝えなくては!と意識するようになりました
我が家がちょっと躓いたのは、集団遊びと言語のところ。
集団遊びでは、ルールは守れているのですが、上履きを脱いだ後の後始末や、立て膝になってしまうことが減点されていました。
言語では、行事の内容は理解していても、背景まで自信をもって話せなかったようです。
もちろん、この時期にできている子はほぼいないとのことでしたが、最終的な目標としてはこうしたことも着実に伝えていかなければと思っています。
また、この時期の我が家の成績表はこんな感じ。
ペーパー→右肩上がり
行動観察→乱高下
個別テスト→横ばい
あくまで一事例ですが、やはり家庭で対策しにくい項目を伸ばすのが難しいと悩み続けました
ペーパーの難易度考察
この回のペーパーはこんな感じでした
話の記憶
・話が展開されていた時の季節がいつだったか、合う絵を選択する
・子どもたちが協力していたことは何かを絵から選択する
・お話の季節と仲良しのものを、選択肢から選ぶ
常識
・大きい動物には大きい食べ物を、小さい動物には小さい食べ物を与える
・同じような大きさのものの絵の中から「軽いもの」「重いもの」を選ぶ(例・わたあめとボール/石と風船)
・寒い時期にあったらいいもの、暑い時期にあったらいいものを選ぶ
※このとき、「できるだけ」というテスターの言葉があるので、選択漏れをしないようにも注意。
「いくつ選ぶのか」「一つだけなのか」という指示が聞けるかは、本番にも影響しました
というように、この回はペーパーが少なめでした。
ペーパーが少ない時の模試結果
ペーパーがないときの模試ということで、やはりペーパー型の我が子にはちょっと芳しくない成果でした。
とはいえ、全体的にも平均は低かったのか、偏差値的には横ばいでした。
やはり、新年中のころの子どもたちにとっては、行動観察に慣れていないこともあり、点数が振るいにくいのかもしれません。
お教室ライフを振り返ってみても、「行動観察得意!!」という子が明らかに目立ち始めていたのは、もう少し年長になってからかなぁ…と思います。
もし、いま年中で行動観察のことで悩んでおられる方がいたら、「まだ成長の過程で自然とできるようになる!」ということもお伝えしておきたいです。