【小学校受験】大手・個人の幼児教室(塾)掛け持ち実態について分析~通塾教室数・幼児教室別メイン&かけもち構成比・教室の使い分け~

お受験

過去に、大手の幼児教室(伸芽会を含む)を中心に合格実績の比較を行った記事を書きましたが、展開教室数が少ない割に実績が多い教室があったり、教室展開数は同程度でも実績に大きな差があったりして「この差はなんだろう?」と疑問を感じていました。

下記記事内にあるメイン教室と掛け持ちの教室のアンケートを集計・分析していく中で、教室数に対する合格実績の差には“2つの理由”がありそうなことが見えてきたので、記事を書いてみようと思います。

これから教室を選ばれるご家庭での計画的な教室選びに役に立てばと思います。

アンケートの集計状況(117投票時点)

アンケートは首都圏で小学校受験の対策をされているご家庭向けにメインの幼児教室と掛け持ちをしている幼児教室それぞれを伺っています。

内訳投票数
投票総数117
メイン教室通塾者数109
サブ教室通塾者数93

アンケートご協力いただいた中には、サブ教室のみアンケートにご回答いただいた方もいらっしゃいました。(メインは自宅学習や家庭教師を依頼等をされているのかなと想像しました)

小学校受験向けの教室の通塾数(掛け持ち数)

117票投票時点での幼児教室の通塾数の構成比を表にまとめると下記の状況でした。

最も構成比が大きかったのは、「1教室のみ通塾」というご家庭でした。
次いでほぼ同率の構成比を占めているのが「2つの教室に通塾」というご家庭でした。
残る「3教室以上通塾」されている方が1~2割ほどいらっしゃるというイメージです。

大半の方が、1~2教室への通塾という点がポイントです。
※今回は、塾なしで受験対策されている方のアンケートは取っていないため、あくまで教室に通われている方の中での構成比となります。

通塾教室数投票数構成比
1教室5144%
2教室5043%
3教室1412%
4教室11%
5教室11%
合計117100%

メイン利用しているお受験幼児教室の投票数

メインの幼児教室の投票状況をグラフにまとめました。
TOP3の教室は、1位伸芽会(20教室)、2位ジャック(15教室)、3位理英会(13教室)の順となっており、首都圏における展開教室数の多さに準じた投票傾向になっているなという印象を受けました。
※2021年4月開校の教室は除く

サブ(掛け持ち)利用しているお受験幼児教室

続いて、サブ(掛け持ち)利用の教室を見てみると順位はメイン利用と比較して変動。
TOP3は1位ジャック(15教室)、2位スイング(3教室)、3位こぐま会(3教室)となり、展開教室数にとらわれない投票傾向となりました。

幼児教室別メイン利用vsサブ利用構成比まとめ

前述のメイン・サブ利用をまとめたグラフは下記の通りです。

メイン利用者とサブ利用者の構成比を表にまとめると下記の表のとおり。
サブ利用者の構成比が50%を超える教室に赤マーカーをいれてみます。

教室名メイン
構成比
サブ
構成比
ジャック幼児教育研究所50%50%
伸芽会76%24%
理英会88%12%
スイング幼児教室17%83%
わかぎり21(表参道青山教育研究所含む)64%36%
メリーランド教育研究所50%50%
こぐま会22%78%
アイ・シー・イー幼児教室(ICE)33%67%
その他幼児教室(個人教室含む)49%51%

ここで、改めて2021年度の幼児教室別合格者実績を見ていただくと、サブ(掛け持ち)利用者を多く集めている幼児教室が教室数に比して合格実績が良い傾向が読み取れるかと思います。

※ただし、幼児教室によって得意なお受験小学校は様々です。(例:こぐま会は、特に女子校の実績に優れるetc)

以上を踏まえたうえで、幼児教室発表の合格実績が展開教室数に比して優れる教室の傾向として、サブ利用者をどれだけたくさん集められるかがポイントになっていると言えそうだと考えています。(あくまで個人的な考察です

  • サブ利用者を集められる評判良いの講座を開設できれば、受講者(会員)が増える。(企業努力)
  • サブ利用者を集められる=複数通塾層(ある意味受験熱心な層)の会員獲得ができる。(副次効果)

母数が増やせれば、合格者数は倍々で増やしていけるという論理ですね。そのあたりも、下記の記事に記載しています。

難関校合格者が複数の難関校の合格を勝ち得る傾向

こちらは、難関校に合格された方に絞ったアンケートのため、まだまだ投票数が少ないのですが数値の経過を現時点で眺めている限りでは、難関校1校から合格を獲得された方の平均をとると概ね2校以上の難関校から合格を勝ち得ていらっしゃる傾向が見えてきました↓

難関校を志向するご家庭(複数通塾で入念に準備)を集める・難関校に合格可能性が高い(※)ご家庭属性(親が出身者であったり、きょうだいがすでに通学している)を集められれば、難関校や併願校の合格者数も高められるという仮説も成り立ちそうだなと感じています。

※これは、縁故があるという意味ではなく、一度最後まで勝ち抜いた経験がある(学校理解の深さ)という意味合いです。

父

人気漫画「スラムダンク」でいうところの”山王工業高校”みたいですね

幼児教室の合格実績をもとに教室選びどうすすめる?

合格実績だけを頼りに、通塾教室を決めるのは上記の2つの要因(①メイン・サブ利用、②難関校合格家庭)を加味するとなかなか判断に迷うところです。

正直、この教室だったら飛躍的に合格率を高められるというような親目線で飛びつきたくなるようなおいしい話はあまりないだろうと思います。

メイン利用の教室であれば、基礎的な子どもの力を伸ばしてくれているかを年少~年中くらいには大手・個人教室問わず見分けたいところです。

我が家の場合、かけもちはしていなかったので、今回のアンケート結果を参考にさせていただくと、志望校に合わせて様々な教室の組み合わせを各ご家庭で戦略的に組み合わせて対応されているように感じました。

【メイン利用者の多い教室からみたかけもち先】

その他ジャックわかぎりスイング理英会
伸芽会メインの場合の掛け持ち教室⇒92111
その他伸芽会こぐま会ICEスイングメリー
ジャックメインの場合の掛け持ち教室⇒522211
その他ジャックわかぎり
理英会メインの場合の掛け持ち教室⇒621

【サブ利用者の多い教室からみたメイン通塾先】

その他伸芽会理英会わかぎりスイングICE
ジャックサブ利用者のメイン教室⇒922211
その他メリーわかぎり伸芽会ジャック
スイングサブ利用者のメイン教室⇒32111
その他ジャックメリーこぐま
こぐま会サブ利用者のメイン教室⇒3211

我が家がもう一度お受験するとしても、メイン・サブの教室の2教室が限界だろうと感じています。(時間的にも費用的にも…涙)

最後に

我が家のように、親自身が受験経験なしであったり、お受験幼稚園にも通っておらず情報もない家庭の場合、幼児教室選びについては、ついつい不安になるのではないかと感じています。

実際、我が家の教室選びは過去の記事にある通り、体験や通塾を通して直観的にココだ!というかなり野性的な(笑)教室選びをしていたなと感じています。

メインとサブの教室の使い分け、ご家庭(親子)と教室(講師)との相性などを実際に教室に足を運びながら納得のいく(かつ後悔のない)教室選びをしていきたいものです。

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