いよいよ考査本番を迎える学校も増えてきましたね。
以前、久しぶりに訪れた駅で、お受験ルックの親子を目撃しましたが、なんだかもう無条件に「頑張れ…!」とエールを送りたくなる気持ちでした
去年の今頃は、それこそ「仕事を減らして対策した方がいいんじゃないか…」「受からなかったらどうしよう…」なんて不安しかありませんでしたが、それでも走りきった感覚を得られるまで頑張ったことは、親子ともにいい経験でした。
悩みがゼロになることは無いと思いますが、まず目の前にあることを「精いっぱい」取り組むことができたら、振り返ったときにいい思い出になるのではないかと感じています。
…と、素人の前置きが長くてすみません。
今日は、この時期に悩んでいたことを振り返るシリーズの一つとして、「お受験をすることを子どもに伝えるかどうか」を改めて書いておきたいと思います!
お受験、子どもに伝えるべきか
さまざまなご意見もあると思いますが、我が家ではこの話題にずっと悩んだままお受験期間を終えました。
結論を先に言うと、我が家では子どもにお受験のことは「説明していない」状態でした。
というのも、お教室の先生方から、「あまり結果を意識させすぎないほうがいい」「試験があるというのではなく、クイズ大会を受けに行くようなつもりにさせてはどうか」というアドバイスを受けていたからです。
どちらかというと気弱な部分が出てしまう我が子の特性からのアドバイスだったと思い、親としてもそれを守っていた感じです。
ただ、のちのちこのスタンスでは問題が噴出することに…。
お子さんのタイプによってしっくりくる方法は違うと思いますが、我が家としては、きちんと
「小学校の試験を受ける」
「合否もある」
ということは、伝えた方が良いと感じています。
つらかったのは、試験後のつじつま合わせ
我が家で問題が噴出したときのことも記しておきます。問題は、試験後のことでした。
考査のことは、「クイズ大会」というちょっとゲーム的な要素があるものだと伝えていた以上、合否があることを子どもにどう伝えてよいのか、わからなくなってしまったのです。
我が子は、気が弱いところはあっても、勘が鋭い一面もありました。
なので、
「どうして学校に集まった子がみんな入学するわけではないの?」(定員があってね…)
「なんで、たくさんいった学校の中からこの学校を選んだのか」(親はここが素敵だと思ったの!😭)
「クイズ大会が楽しかった○○校に行きたいのに、なんでダメなの?」(それはご縁がなかったから…😭)
などなど…。
お教室によっては、試験後の合否なども子どもに伝えない方がよいと指導されることもあるかと思います。
実際、子どもの力以外の部分でも判断されることの多い小学校受験の世界だからこそ、そうした指導にはとても意味があると思うのですが、その後を考えたとき、果たしてそれでよかったのか。。
我が家では、子どもとの我慢比べのように、、なんとか説明をこじつける日々が続きました。
子どもを信頼できるかどうか
お受験に挑むことを子どもに隠していた理由には、お受験することが少数派だった保育園でのお友達との関係に影響が出ないようにしたいという思いもありました。
子どもだと、悪気はなくても他者と違うことをしていることに優越感を持ってしまい、自慢のように語ってしまう危険があると考えたからです。
もう一つは、試験の結果が芳しくなかったとき、子どもが傷付かないかもすごく心配でした。
でも、これもきちんと子どもに説明したらわかってくれたと感じています。
•小学校にはたくさんの選択があり、どの小学校もすてきだということ
•たくさんの場所から試験を受けて入る子を決める小学校もあるということ
•試験があるところは、どうしても数が決められているから、行きたくてもダメなこともあること
•その学校に行けない=ダメだった、ではなく、あなたが素敵に過ごせる学校が他にあるよ、と教えてもらえたのだということ
…こうした基本のことは、年長になればしっかり理解させることもできたかなぁと感じています。
むしろ、こう理解させるべきだったとも…
振り返ってみると、どれも「子供を信頼してきちんと説明する」ということから逃げてきただけだったな…と反省しました。
まだ考査の入り口にいる方の中で、「考査の性質とかはなかなか説明しづらい」という方もあるかもしれません。
あくまで一意見ですが、とにかく
「本当のことをなるべく早く伝える」ことをおすすめします。
次回以降で、結局どう合否を伝えたのかの後日談も紹介します。
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