あいさつ、意外と難しい
年少のときから取り組んでいた小学校受験。
周囲よりも少し早めのスタートだったことからも、どちらかと言えば余裕もあったのかも知れません。
ただ、いくつか「もっと早くにやっておけばよかった…!!」と年長になってから激しく後悔してきたことがあります。
その1つが「あいさつ」。
「なんだ~、いつもやってるよ」と思っている方がいたら、ぜひ読んでいただきたい失敗談です。
「誰にでも」大きい声が出せているか
お受験を考えているご家庭もそうでないご家庭も、「あいさつ」の大切さについてはきちんと子どもにも伝えていらっしゃるかと思います。
ただ、ここで注意して欲しいのが、
「誰にでも」
「大きな声で」
挨拶ができているかということ。
我が家でも挨拶はきちんとさせているつもりでしたが、この2つはいつまでも苦戦しました。
家族間や園の先生には「こんにちは!!」「ありがとうございます!!」と元気に挨拶ができるのに、一歩外にでれば、それはもう蚊の鳴くような声での挨拶…。「こんにちは…」。え、なんて言った??
恥ずかしいのか、慣れていないのか…。
この調子だど、面接の時にも先が思いやられると、どきどきさせられました。
ただ、子どもが恥ずかしがったり、不安になったりすることも無理もないなぁと思います。
大人と話す見本を見せる
どうしたものかと悩んでいたとき、お教室の先生からは
「まず、お父さんやお母さんがもっと周りの人と話しを楽しそうにしてみてください」
とアドバイスを頂きました。
普段、子どもの前で家族や親族以外の大人と話す機会を見せていないと、子どもにとっては周囲の環境が「家族か、それ以外」というくくりになってしまっているとのこと。
子どもにとって、「それ以外」にくくられる方に自分から声を掛けるのは、なかなか難しいことですよね。なるほど…。私たちも、少し離れたところでは、日頃の挨拶をないがしろにしていたと反省させられました。
とりあえず声をかけ続けてみる
それからは、本当に意識的に「挨拶」をしまくるようにしました。
学校説明会などではもちろん、通りかかった先生やご父兄の方に進んで大きな声で挨拶。
立ち寄ったお店でも、挨拶とお礼は徹底。
バスに乗るときは、「よろしくお願いします」とお金を払い、「ありがとうございました!」と降りる…
こう意識を変えるだけでも、子どもの前で「挨拶を見せる」機会が格段に増えました。
次第に、子どもも「あ、周りにいるひとにも声をかけて大丈夫なんだ!」と安心したのか、こちらが促すこともなく声が出るように…。
ただ、やはり大人の年配の男性と関わることは、最後までハードルが高かったよう。
面接では、初対面の男性の先生に当たってしまうことも多く、多少は固まって声が出なくなることもありました。
こればかりは慣れの世界。
これから本番を迎える方には、「初対面のおじさん」を相手にしてどれだけ元気よくコミュニケーションが取れるか、予行演習できる場を見つけておくと良いかも知れません。
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