【2020年最新】私立小学校・志願倍率ランキング※番外編~超高倍率の東京農業大学稲花小の分析~(2019秋実施)

志望校選び

つい先日書き終えたお受験倍率シリーズですが、思い立って番外編を書くことに。

今までは、志願倍率と実質倍率の比較をしてきましたが、今回は試験形態の特徴から志願者数のカウント方法にも特徴のある東京農業大学稲花小について掘り下げてみたいと思います。

まず、志願者数と聞くとお受験の場合、何名の年長さんがその年その学校を受験をしたかとイメージされるかと思います。

2019年開校の稲花小は、まだ試験の実績は2回。対策も傾向もつかみにくいですが、新設校ゆえの独自の試験方法が目立ち、他校と一線を画すものでした。

特に、「前期・後期に試験が分かれていること」と「前期・後期の試験の併願もできる」という点が特徴です。

その特徴を踏まえて、志願者数について掘り下げてみていきたいと思います。

東京農大稲花小の志願者数カウント方法の特徴

以前の倍率ランキングで掲載した通り、2019年秋実施の試験では、男女計925名が稲花小を志願しています。

こちらの志願者数は、前期試験と後期試験を志願した”のべ人数”となっています。

下図の人数はイメージしやすい数値にしていますが、稲花小の公表値での志願者数の算式はこんなイメージですね。

ただ、稲花小の場合「前期試験と後期試験の併願が可能」なので、志願者の実数がどうのなの?(同一人物は1名でカウントするとした場合)となると以下。

仮に併願者が30名の場合、実質的な志願者数は20名+30名+20名=70名となります。

では、次項で2020年度入学試験(2019年秋実施)の志願者数を掘り下げていきましょう。

稲花小学校の志願者実人数は?(≠のべ人数)

志願者数の実人数の算出に当たっては、いったい何割の人が前期・後期で併願したのかという情報が必要になります。

●前期・後期の併願率

<2020年度入試>男子86.8% 女子93.0% 計89.4%

<2019年度入試>男子80.6% 女子76.9% 計78.9%

しながわ・目黒こどもスクールHP 東京農業大学稲花小学校 受験特集 より引用

こちらの情報をもとに、試算すると当然のことながら、実質的な志願者数は、のべ志願者数よりも減り、志願倍率も減るということになります。

◆<男女計>”のべ志願者数”と”実質的な志願者数”の比較

※併願率の数値は、引用。(上記引用サイトを御参照ください)

ご覧いただいた通り、併願率が約9割という高い水準ですから、実質的な志願者数はかなり減少することが分かります。

図で表すと、稲花小の実質的な受験者数(男女)は下記のようなイメージ。

併願率の端数の影響を鑑みて、人数を”約”と表現しています。

同様の計算式で、男女別に見てみましょう。

◆<稲花小男子編>”のべ志願者数”と”実質的な志願者数”の比較

◆<稲花小女子編>”のべ志願者数”と”実質的な志願者数”の比較

以上をまとめると、東京農大稲花小の合格を勝ち取るためにはお受験誌やよくある倍率情報のような十数人のうちの一人に選ばれなければいけないという訳ではないが、実質的な志願倍率でみても、伝統校並に倍率が高いといえるかと思います。

稲花小を受験される方におすすめのサイトをご紹介

実質倍率の試算にあたって引用をさせていただいた下記のHPですが、東京農業大学稲花小の試験情報について驚くほど詳細な情報が掲載されています。

実際に小学校受験をしてきた体験と、目にする数値としての倍率にやや乖離を感じていたので検索をしていたら、こちら↓のサイトに出会いました。

ICT教育の小学校受験 しながわ・目黒こどもスクール
東京農業大学稲花小学校受験/
父

この情報を無料ってすごいな。。。

志望される方は必読、

※こちらの幼児教室と我が家は無関係です。

お受験倍率シリーズご紹介

2020年入学試験の倍率シリーズのリンクを張っておきます。

今回の、稲花小の実質志願倍率を踏まえて、見返してみても面白いかもしれません。

具体的な数字が人に与える印象は強いので、ぜひぜひ数字に惑わされませんように!倍率だけで諦めよう、、というのは勿体ないこともあるかもしれません。

志願倍率や志願者数だけ切り取ってみても、よくよく考えてみると数字の裏にあるものが見えてくるシリーズでした!(完)

▼稲花小学校の幼児教室別合格実績はこちらから

▼総合・男女別の倍率分析はこちらから

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