【お受験】共学私立小学校-男女別定員の考察①

お受験

今日はまったく個人的な思いからなのですが、この数日、twitterでも話題になっていたニュースが気になって、この記事を書いています。

そのニュースは、〈都立高の入試を巡る、「女子だけ不合格」問題〉。

ある学校で、男女別の定員数が指定されていたことにより、「同じ点数でも、女性(男性)の方が不合格になる」というアンバランスさがおかしい、という指摘です。

ここで、ある学校の校長は「男女合同定員だと、女子だけが多くなる。男子が入学できる余地を…」なんてコメントしていたらしいですが、都内でもこうした運用が残っているとは全く知らずでした…。

そのモヤモヤから、今日は私立小の「男女別定員」について掘り下げたいと思います。

私立小の定員、共学の場合

もともと共学を志望していた我が家。

そのため、男女の定員数の内訳は「合否」にも直結する非常に気になるトピックでした。

たまたま、我が家がお世話になっていた保育園や習い事では、バランス良く男女半々に構成されていることが多かったのですが、私立小の場合、以外と男女別の定員数の比重が異なることも多くあります。

当時は目の前の課題や過去問に必死で気付きませんでしたが、それこそ「都立高問題」と同様に考えれば、ちょっとモヤモヤが…笑

次の項目で、男女別の募集人員を公表しているところを抜き出してみましたが、やはり「元・男子校」系統のところは男子が多くなり、その逆は女子が多くなり…という傾向にあるようです。

男女別募集定員一覧

こちらが、募集定員を男女別に公表している学校の構成比一覧表です。

学校名所在地男子
募集人数
女子
募集人数
男子
構成比
女子
構成比
青山学院初等部東京都渋谷区444450%50%
大西学園小学校川崎市中原区約15名約15名50%50%
学習院初等科東京都新宿区404050%50%
慶應義塾幼稚舎東京都渋谷区964867%33%
慶應義塾横浜初等部横浜市青葉区664261%39%
啓明学園初等学校東京都昭島市約25約2550%50%
成蹊小学校東京都武蔵野市565650%50%
成城学園初等学校東京都世田谷区343450%50%
桐蔭学園小学校横浜市青葉区約35約3550%50%
東京農業大学稲花小学校東京都世田谷区363650%50%
桐光学園小学校川崎市麻生区363650%50%
桐朋学園小学校東京都国立市363650%50%
星野学園小学校埼玉県川越市404050%50%
横浜三育小学校横浜市旭区101050%50%
和光鶴川小学校東京都町田市363650%50%
早稲田実業学校初等部東京都国分寺市723667%33%

男女半々、を公表しているところと、男子が半数を大きく上回るところに分かれています。

教育に関して素人なので、「男女別定員」「男女半数」「男女バラバラ」のどれがいいのかという評価はできませんが、カラーがはっきりするのは面白いなぁと感じました。

各学校のいろいろな考え方があってのことだは思いますが、同数がいいのか、傾斜配分があるほうがいいのか、こうした視点も志望校選びの一つの指標になるのかなぁと感じています。

もちろん、共学の初等教育の場として、まったく男女のバランスを考慮しないで選抜することは難しいと思いますが…。

私立小、男子と女子はどちらが入りやすいの?

私立小のお受験を考えたとき、多くの方は女子校の多いイメージを抱かれると思います。

「女子の方が選択肢がある」…とされがちですが、こうして定員数で見てみると、共学の場合は女子の厳しさが強くなり、一概には言えないですよね。

調べるうえで、今回は「男女各●名」と公表せず、「男女計●名」としているところも多かったため、このような表になってしまいましたが、受験情報本などでみる「全校児童数」の項目を調べると、もっと多くの学校の実態が垣間見えました。

次回以降、総人数から見て「男女の比率」がどうなっているのかも、いつか考察したいと思っています。

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