お受験を考えているご家庭にとって、両親の頑張りどころである願書。
今回は、学習院初等科の願書で感じたことを書いておきたいと思います。
学習院初等科の受験で用意する書類
学習院初等科を受験する場合、個人情報などを記入するシンプルな「願書」と、記入スペースが多い「面接資料」の二種類を用意します。
あくまで私たちの受験期のデータではありますが、提出書類の様式からも、家庭の様子や教育観を事前に知った上で面接に臨みたいという学校側の意図が見えるような気がしました。
学習院の願書、注意点は?
学習院の願書は、至ってシンプルです。
受験者(子)の名前、通っている保育園や幼稚園名、家族構成など。
あまり悩む内容はなかったですが、お教室の先生によると、学習院の願書を書くときに間違えてしまう人が多いのが
「出願者氏名」(一番最初に出てくるところ)
だそうです。
この出願者氏名のところは保護者名を記入するのですが、目立つところにあるが故、子どもの名前を書いてしまうケースがあるそうです。
学校から渡される記載例をよく読み込み、まずは「内容を書き間違えない」ことは第一。
また、住所の記載や保護者についてを記載する欄も、「願書の記入例」がどう記載しているかをよく読んで、同じ形式で書くことが大切だと言われました。
たとえば、願書記入例の住所の番地は「○ー△ー□」と記載されているのに、わざわざ「○丁目△番地□号」などとすることは必要ないそうです。
学習院願書の悩みのタネ…鬼門の面接資料
学習院では願書がシンプルな分、面接資料と書かれている一枚の紙がやっかい、いや大変な存在…。
提出は任意、なんて書いてありますが、もちろん受験するなら絶対に出しておくべきものです。
ただ、その欄は罫線もなければ項目もない、真っ白なスペース。
これをほぼ埋めなければいけません。
この紙を始めて目の前にすると
「何書けばいいの…?」と固まってしまいますが、「志望理由をきちんと、熱く語れる場」だと捉えることがおすすめです。面接だと、緊張からかなかなか思ったこと言い切れないです…
学習院の書類のように、ある程度長い文章で「なぜこの学校を志望するのか」というテーマを書くとき、
わが家では
★この学校の一番惚れたポイントを明記したあと★
①子どもにどう成長して欲しいと願っているのか(名前の由来などとともに)
②そのために家庭ではどう過ごしてきたのか(具体的に書く)
③現状、子どもの様子はこのような感じ(長所など)
④人格形成に重要な時期である児童期をこの学校で過ごすことによって、どうなってほしいかをまとめる。
という流れを意識しました。
私たちの教育理念はこうで、これまでこう育ててきた。今後はもっと○○の力を伸ばして成長して欲しいと願い、それにはこの学校が一番だ!!という感じです。
また、今になれば小さな悩みでしたが、学習院の場合、最後は「貴院で学ばせていただきたいと願っております」でいいのか、結構筆がとまりました…笑
学習院の場合、学力面だけではなく、他者を敬いながら学び合うという心の成長を促すことにも力を入れている印象をわが家では受けたので、こうしたところを家庭の教育とリンクさせながら書き進めるのがおすすめです。
学習院、願書は余分に…!
また、これは言わずもがなですが、学習院の資料は書くところも多く、罫線もないため、文量調節や清書が本当に大変な学校の一つです。
まずはパソコンなどで書きたい内容を書き出し、何字までなら入りそうかを計算。
そして、コピーした願書に一度文字のバランスを整えて書いてみる。
調整ができたら、本番用に下書き。
そしていよいよ清書。
この段階で、どんなに気を付けていても清書でミスをしたり、結構あります。
書くところが多いからこそ、何部か余分に手にしていた方が安全です…。
一度、わが家では願書代をけちって1部しか買わず、とてもとても後悔しました。
あのプレッシャーの中での清書は二度としたくありません…。笑
↓つづく
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