私立小に進学するにあたって、気になっていたことの1つが「宿題」。
私立/国立小のお子さんが多いとされる民間学童などでは、
「おうちでの指導が大変ですよ…」「きちんと見てもらわないと…」
なんてよく聞かされていたこともあって、ちょっと気圧されていた我が家。
入学してみての実態と、ほかの学校に通われている親御さんの声も含め、
「リアル」な姿をすこしだけお伝えできればと思います。
※あくまでも我が家とその周りの複数のお話です。
私立小の宿題、なにが大変?
私立小の宿題は、なんとなく大変そう…。
そんなイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
量が多かったり、はたまた細かな指示がたくさんあったり…。
我が家は周りに私立に通われているお子さんがいなかったこともあって、
完全にこうした事前情報にびびっていたタイプでした。
「宿題のケアはできなそうだから、民間の学童にしようか…」
なんて本気で悩んでいたこともありましたが、結局経済的なところで断念。
「が、がんばるぞ…!!」
と親も意気込んで宿題との向き合いを始めました。
私立小の宿題、実態はどんな感じ?
そんな経緯もあって、なんとなく身構える形で迎えた小学校生活でしたが、
今年は最初がコロナ自粛のまっただ中だということもあり、どちらかというとスロースタートな印象でした。
休校期間中が明けてからも、課題がどーんとだされることもなく、先生方が日々の学校生活に慣れるように取り組んでくださっていることを感じました。
正直、心配していたよりもゆったりとしたスタートにほっとした…という感じです。
現在、だいぶリズムもつかめてきた我が子の宿題は、だいたいこんな感じです。
・国語の宿題…漢字書き写し、音読
・算数の宿題…計算の宿題
・その他イレギュラーなもの…お手伝いレポートのようなものなど、家庭での取り組みをまとめるもの
といった具合で、ほとんどが「復習メイン」です。
なので、親が横でつきっきり…ということはなく、だいたい学童で終わらせるか、家で夕飯前に取りかかるようにさせています。
(後述の通り、うまくいかないこともざらなのですが…)
たまーにあるイレギュラーなものはさすがにいっしょに取り組むことが必要ですが、こちらも「明日まで!」という無理なスケジュールではなく、一定の期間を明けてくださるので、今のところ楽しみながらやれています。
…と、まだ1年生で入りたて…というところもあるかと思うのですが、総じて
「案ずるより産むが易し!」
といったところでしょうか。
私立小の宿題、周りのご家庭では…?
とはいえ、宿題のとらえ方は、学校によっても、はたまたクラス単位で大きく違うこともあるようです。
一部の私立小では、「クラス単位では差をつけない指導計画を立てる」ということを名言されていますが、多くの学校では「クラスの特色」が出るのも私立小あるあるなのでは…なんて思っています。
実際、我が子の通う学校でも、先生によるクラスのカラーは結構あるようで。
これは、お教室仲間で別の私立小に行っているお母さんとやりとりした時の話なのですが、
「先生が違うだけで、宿題の量も内容も違うよね」という話題で盛り上がりました。
あるクラスでは「漢字にとても厳しい」という宿題なのに、
あるクラスでは「漢字はそれほどでもないけれど、とりあえず算数の進度が早い…」
といった具合です。
「あれ、お友達のクラスと全然違うところをまだやっている…」という不安は、私立に限らず多いのかもしれません。
もちろん、先生の経験ゆえの持論があるのでどちらもいろいろなメリットがあるのだと思いますが、
お互い小学校生活が初めての身としては
「こんなにそれぞれだと、クラス替えしたときにちょっと心配にもなるね…」と笑い合いました。
とはいえ、
「子どもに任せて、親はちょっとチェックするくらい」でなんとかなったね、とお互いホッとしたのも確か。
なかなかここまではリサーチをできるものでもないですが、
「心配しすぎず」ということはいえるかもしれません。
気になるのは「周りの子」というワナ
内容的に心配はそんなにいらなかったという宿題ですが、
我が家の場合、別の落とし穴に落ちかけました…というか落ちました。
というのは、「周りの子の宿題レベルがとっても高い!」ということ。
夏休みの宿題でも、先生から指定がなくても自由研究を持ってきているお子さんがいたり、
絵を描くにしてもとてもレベルが高かったり…。
「比較してはいけない!」と頭では思いつつも、つい心が焦ってしまうような、そんな感じでした。
「え、この宿題もうここで終わりにするの?」
「もっと書かなくていいの??」
なんてなんど子どもと険悪な雰囲気になったことか…。
日々の宿題もきちんと頑張らせなくちゃだめだ…と思う親の勝手な思いと裏腹に、我が子の場合、学校でエネルギーを使い果たしてきてしまい、宿題に向ける元気がほとんどないということもしばしば…。
今でも、たまに「もっとちゃんとやろうよ~!」
といらぬ指導を入れてしまい、子どものやる気をそいでしまい、反省する日々です。
親よりも早く公共交通機関に乗るスケジュールで学校にも行って、学童にも行って…
疲れるのは当たり前なのに、それをこちらが求めるのは酷だよね…と、いつも反省させられています。
学校で疲れるほど遊んでくる、それはそれで幸せなことだと思うので、
親としては、根気強く「こつこつ頑張る」重要性を伝えていこうと思っています。