お受験に受かる(受かりやすい)子の絵って?
幼児教室などでも、絵画の項目は必須。多くの小学校の試験でも、あるお題について絵を描かせる試験は頻出項目です。
お絵かきの延長から、表現力をどう伸ばせばよいのか…。
我が家ではもっとも苦労した項目の一つですが、受かっているお子さんたちの絵はとにかく…
すごい!
どう言葉で表すか難しいところですが、我が家なりの失敗談も踏まえて振り返ります。
とにかくダイナミックに書く
まず、お絵かきの段階でもなんでも、与えられたスペースにダイナミックに書くことのできるお子さんは強い印象です。
自分の目の前にある画用紙でも、みんなで製作するときの模造紙でも、どれくらい「のびのび、大きく書けるか」。
自信がなかったり、お絵かきに慣れていない子どもほど、自分の顔も豆粒くらいにしか書かない傾向があるそうですが、お受験の世界の目安としては、「顔は握り拳くらいかそれ以上の大きさで」と教えるそうです。
我が家も、豆粒から握り拳にするまで、結構かかりました。
お子さんの絵を見てみて、ダイナミックかどうかは早めにチェックすることをおすすめします。
余白に詳細を描き込んでいるか
また、もう一つ大きいと感じた要素が、余白の使い方です。
子どもの絵は、往々にして「書きたいもの」を中心に、それだけをまとめている印象ですが、受かっているお子さんたちの絵を拝見したとき、周囲の細かい描写に驚かされました。
お手伝いをしている絵なら、背景の台所やおふろの様子を細かく再現。
買い物に行っている絵なら、自分の手に取るモノだけでなく、周囲に陳列されているものまできっちりと記録されています。
自分のことだけではなく、伝わりやすい要素をどこまで盛り込めるか。
そして、余白の部分までできるだけ書き込もうとしているか。
そんなところも見られているポイントなのかなと感じました。
題材には、「家族の思い出」「家でのこと」が吉?
また、これはお教室の先生の解説などを聞いて感じたことですが、絵画の試験項目のある学校にご縁を頂いたお子さんの多くは、何かの絵を描くとき、「家でのこと」と結び付けて書いている印象が多かったです。
たとえば、
得意なこと→お料理やお風呂掃除などのお手伝いの絵
うれしかったこと→弟や妹が産まれるときの絵
一番頑張っていること→お父さんと○○の練習をしている絵…などなど。
どんな話題を振られても、こうした家庭の様子が垣間見える絵を描くお子さんが多いようでした。
もちろん、これがすべてではないと思うのですが、学校側としての意図を考えると、こうした傾向はあながち間違っていないと感じています。
絵画を通じ、学校はどのような子どもの内面をみたいと思っているのか。
それは、どんな家庭で育ってきた子どもなのか、家庭ではどんなことを重視して子どもと触れあっているのか、ということではないでしょうか。
こうした視点をもって、もっと子どもが書きやすい話題を準備してあげられれば良かったなというのは、大きな反省です。
↓つづく
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