お受験の考査期間、共働きの家庭だとなにより「祖父母のバックアップ」がかなり重要になってくるのではないでしょうか。
平日のど真ん中に指定される講習の日程。
願書の受け取り、提出、説明会…
そして考査本番の日まで、やっぱり日程的にはまだまだ共働きでは負担が大きくなりがちです。
我が家では、親族にほとんどお受験経験者がいなかったので、そうした協力を頼むことも最初は苦労しました。
そんな、思い出話です。
お受験、両親の反応は?
お受験の世界では、親族に私学出身者がいることが珍しくはありません。(広い意味で)
一方、我が家の場合は、お互いの家系に私立小に通ったことがある人はおらず、相談しようにも
「知らない世界だから…」
という感じでした。
実際、わが子が受験を意識して幼児教室に通い始めたときも、授業の前に一列で並んで挨拶をする光景に違和感があったようで
「大変なのね…」
といったきり、あまり言葉がありませんでした。おそらく、このころは
「こんなに小さなときから…」
という印象だったのだと思います。
それは、地方にいる両親も同じでした。
周囲にそうした経験をする人もいなかったようで、「大変だ…」といわれても、それがどんなものなのかの想像はできなかったようです。
協力をお願いするまでの話
どちらの両親も、「いまいちピンと来ないな…」と感じられてしまっていることはわかっていましたが、それでも受験直前になると、どうしても両親の手を借りないことには回らないことが増えてきました。
・子ども入室ができない説明会やセミナー(でも重要)
・親の面接練習
・平日ど真ん中の教室に送り迎え…などなど。
お教室でも、お迎えは必ず祖父母の方が来ているご家庭も珍しくありませんでした。
我が家では、一方の両親が近くに住んでいたため、あらかじめ受験を考えていること、平日などに助けを求めることがあることなどを伝え、
・なぜお受験をするのか
・子どものどんなところに期待をしているのか
などをたくさんたくさん聞いてもらっていました。
最初はどことなく「そうは言っても…」だった両親も、次第に、「それなら…」とだんだんスイッチも入ってきてくれたようで、とても助けられました。
「子どもの性質がこうだから、こんな素敵なプログラムが体験できそうなこの小学校を目指したい」
孫のことをイメージしてもらえるように、できるだけ具体的に伝えたことも、効果があったような気がします。
現場を見てもらえば、だいたい伝わる
また、今年はコロナで厳しいかもしれませんが、私たちの体験では、
「見てもらえれば、良さが伝わる」ということがたくさんありました。
義理の両親も、私の両親も、まずは学校を見てもらった時からの反応は大きくちがいました。
どことなく、遠い世界のこと…と感じられていたお受験も、実際に子供たちが通っている現場を見ると、「応援してあげたい」という気持ちになるのだと感じました。
お受験を前に、なかなかご両親の理解が得られない…などの悩みがある方がいらっしゃれば、一度生の姿に近い志望校の姿を見てもらうのも手だと思います。
逆に、ご両親が積極的で、保護者の方が困るケースにはなかなか該当せず、お役に立てずすみません…。
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