小学校受験を検討される方で、志望校が明確に固まっている方も多いかと思います。
今回は、そんな方に向けて幼児教室の合格実績をもとに、大手幼児教室(複数教室展開)と個人幼児教室(1校舎)の2区分で小学校別の合格輩出ランキングを作成。
大手幼児教室と個人教室を併用を検討される方が、幼児教室の検討材料となるように、大手/個人に分けてみました。
合格実績を開示していない幼児教室も多数あるため、最寄りの教室を探したい方は過去記事の幼児教室マップもあわせてご活用ください。
<最新>成蹊小学校入試倍率データ推移
成蹊小学校の志願倍率は、男女ともに約6倍の志願倍率で過去3年推移しています。
学校名 | 男子 募集人数 | 女子 募集人数 | 募集人数 計 | 2021年 男子 志願者数 | 2021年 女子 志願者数 | 2021年 合計 志願者数 | 2021年 男子 志願倍率 | 2021年 女子 志願倍率 | 2021年 合計 志願倍率 |
成蹊小学校 | 56 | 56 | 112 | 356 | 353 | 709 | 6.4 | 6.3 | 6.3 |
学校名 | 男子 募集人数 | 女子 募集人数 | 募集人数 計 | 2020年 男子 志願者数 | 2020年 女子 志願者数 | 2020年 合計 志願者数 | 2020年 男子 志願倍率 | 2020年 女子 志願倍率 | 2020年 合計 志願倍率 |
成蹊小学校 | 56 | 56 | 112 | 370 | 365 | 735 | 6.6 | 6.5 | 6.6 |
学校名 | 男子 募集人数 | 女子 募集人数 | 募集人数 計 | 2019年 男子 志願者数 | 2019年 女子 志願者数 | 2019年 合計 志願者数 | 2019年 男子 志願倍率 | 2019年 女子 志願倍率 | 2019年 合計 志願倍率 |
成蹊小学校 | 56 | 56 | 112 | 359 | 326 | 685 | 6.4 | 5.8 | 6.1 |
成蹊小学校の併願校アンケート
2021年(2020秋実施)幼児教室別合格実績ランキング
▼合格者総数降順
教室名 | 合格者数 |
ジャック幼児教育研究所 | 60 |
メリーランド教育研究所 | 55 |
スイング幼児教室 | 21 |
理英会 | 11 |
ひとみ幼児教室 | 9 |
わかぎり21 | 5 |
自然学園(早実/暁星くらぶ他) | 3 |
ふたば会 | 3 |
東京英才学院 | 3 |
チャイルド・アイズ | 3 |
アイ・シー・イー幼児教室(ICE) | 3 |
成城幼少受験教室 | 3 |
こぐま会 | 3 |
進学教室ブロッサム | 2 |
西荻フレンドリースクール | 2 |
しながわ・目黒こどもスクール | 2 |
リトルバード幼児教室 | 2 |
さつき会幼児教室 | 2 |
おかがき幼児教室 | 2 |
ME幼児教室 | 1 |
エミスタディルーム | 1 |
藤本幼児教室 | 1 |
アムキッズ | 1 |
すみれ会 | 1 |
ミック幼児教室 | 1 |
ena国立(C’enaコース) | 1 |
ピグマリオン東京府中 | 1 |
▼一教室あたり合格者数降順
教室名 | 1教室あたり 合格者数 |
メリーランド教育研究所 | 55.0 |
ひとみ幼児教室 | 9.0 |
スイング幼児教室 | 7.0 |
ジャック幼児教育研究所 | 4.0 |
ふたば会 | 3.0 |
成城幼少受験教室 | 3.0 |
わかぎり21 | 2.5 |
進学教室ブロッサム | 2.0 |
西荻フレンドリースクール | 2.0 |
しながわ・目黒こどもスクール | 2.0 |
リトルバード幼児教室 | 2.0 |
さつき会幼児教室 | 2.0 |
おかがき幼児教室 | 2.0 |
自然学園(早実/暁星くらぶ他) | 1.0 |
東京英才学院 | 1.0 |
ME幼児教室 | 1.0 |
エミスタディルーム | 1.0 |
藤本幼児教室 | 1.0 |
アムキッズ | 1.0 |
ミック幼児教室 | 1.0 |
ena国立(C’enaコース) | 1.0 |
ピグマリオン東京府中 | 1.0 |
理英会 | 0.8 |
こぐま会 | 0.8 |
すみれ会 | 0.5 |
アイ・シー・イー幼児教室(ICE) | 0.2 |
2020年大手幼児教室(複数教室)合格実績ランキング
<合格者数ランキング>
幼児教室名 | 合格者数 |
ジャック | 53 |
理英会 | 13 |
スイング | 13 |
東京英才学院 | 4 |
こぐま会 | 3 |
ICE | 2 |
チャイルドアイズ | 1 |
桐杏学園 | 1 |
伸芽会 | 非公表 |
総計 | 90 |
募集人員充足率 | 80% |
<1教室あたり合格者数ランキング>
幼児教室名 | 合格者数 |
スイング | 6.5 |
ジャック | 3.5 |
理英会 | 1.6 |
東京英才学院 | 1.3 |
こぐま会 | 0.8 |
ICE | 0.2 |
桐杏学園 | 0.1 |
チャイルドアイズ | 0.0 |
伸芽会 | 非公表 |
2020年個人幼児教室(1校舎)合格実績ランキング
幼児教室名 | 合格者数 |
メリーランド | 52 |
ひとみ幼児教室 | 12 |
わかぎり21 | 5 |
幼児教室ソラン | 4 |
リトルバード幼児教室 | 3 |
ルブラン幼児教室 | 3 |
ミック幼児教室 | 2 |
ME幼児教室 | 2 |
エコール・デ・トロワ | 2 |
成城幼少受験教室 | 1 |
くすみ幼児教室 | 1 |
にじいろ幼児教室 | 1 |
フォレスト幼児教室 | 1 |
アムキッズ | 1 |
エミスタディルーム | 1 |
ピッパラ幼児教室 | 1 |
慶楓会 | 1 |
進学教室ブロッサム | 1 |
西荻フレンドリースクール | 1 |
藤本幼児教室 | 1 |
総計 | 96 |
募集人員充足率 | 86% |
2020年成蹊小学校の合格実績傾向・入試倍率
大手幼児教室・個人幼児教室の表の末尾に、「募集人員充足率(合格者数/定員)」を記載しています。
成蹊小学校の募集人員充足率は、下の結果となりました。
大手幼児教室区分の募集人員充足率が 80%
個人幼児教室区分の募集人員充足率が 86%
合計の募集人員充足率が 166%となっています。
今回の記事を含めて直近記事をまとめた5校の募集人員充足率は下記の通り。
学校名 | 志願者数 | 倍率 | 募集人数 | 教室公表 合格者数 | 募集人員 充足率 |
慶應義塾幼稚舎 | 1590 | 11.2 | 142 | 137 | 96% |
慶應義塾横浜初等部 | 1374 | 12.7 | 108 | 148 | 137% |
早稲田実業学校初等部 | 1143 | 10.6 | 108 | 184 | 171% |
東京農業大学稲花小学校(延べ) | 925 | 12.8 | 72 | 135 | 187% |
成蹊小学校★ | 735 | 6.6 | 112 | 186 | 166% |
桐朋学園小学校 | 602 | 8.4 | 72 | 124 | 173% |
洗足学園小学校 | 592 | 11.9 | 50* | 236 | 472% |
立教女学院小学校 | 567 | 7.9 | 72 | 138 | 191% |
暁星小学校 | 547 | 4.6 | 120 | 152 | 127% |
東京農業大学稲花小学校(実質) | 512 | 7.2 | 72 | 135 | 187% |
暁星小学校(除く内部進学) | 507* | 6.3 | 80* | 152 | 190% |
青山学院初等部 | 488 | 5.5 | 88 | 111 | 126% |
東京都市大学付属小学校 | 472 | 5.9 | 80 | 157 | 197% |
東京女学館小学校 | 438 | 5.5 | 80 | 146 | 183% |
立教小学校 | 431 | 3.6 | 120 | 139 | 116% |
聖心女子学院初等科 | 418 | 4.4 | 96 | 160 | 167% |
桐朋小学校 | 388 | 5.4 | 72 | 76 | 106% |
森村学園初等部 | 375 | 4.4 | 86 | 193 | 225% |
桐朋小学校(除く内部進学) | 362* | 8.0 | 46* | 76 | 165% |
横浜雙葉小学校 | 335 | 4.2 | 80* | 193 | 241% |
光塩女子学院初等科 | 313 | 3.9 | 80 | 114 | 143% |
田園調布雙葉小学校 | 313 | 4.8 | 65* | 81 | 125% |
東洋英和女学院小学部 | 301 | 6.0 | 50 | 87 | 174% |
光塩女子学院初等科(除く内部進学) | 288* | 5.2 | 55* | 114 | 207% |
日本女子大学附属豊明小学校 | 279 | 5.2 | 54* | 82 | 152% |
成城学園初等学校 | 256 | 3.8 | 68* | 75 | 110% |
学習院初等科 | 非公表 | (6.9) | 80* | 149 | 187% |
白百合学園小学校 | 非公表 | (4.0) | 60* | 83 | 138% |
雙葉小学校 | 非公表 | 非公表 | 40* | 62 | 155% |
*=約人数、()=「プレジデントムック日本一わかりやすい小学校受験大百科2021」より引用
今回志願者数の多い人気校順に記事を書いているのですが、志願者数が減るにつれ、募集人員充足率が高まる傾向が続きましたが、今回集計した成蹊小学校は、早稲田実業学校初等部よりも若干募集人員充足率が減少する結果となりました。(東京農業大学稲花小学校は、延べ・実質の2パターンを志願者数順に掲載)
早稲田実業学校初等部との比較において、募集人員充足率が5%低くなるのですが、誤差ととるかどうか非常に難しいところです。
定員充足率が変動する要因は、①合格者が複数の教室に通塾していた事による重複カウントの多寡、②合格辞退者による募集定員に対して補欠合格の多寡、この2点に集約されます。
①で考えられる要素としては、成蹊小学校を志望するご家庭が特に集中する単独教室の存在が考えられます。つまり、様々な幼児教室を掛け持ちするよりも特定の教室で対策を行う傾向が強い可能性が考えられます。(後段の②にもつながるのですが、志望度の高い母集団が存在するとも言い換えられそうです)
②で考えられる要素としては、志望度の高いご家庭が集まる可能性(辞退者の減少→充足率が減少)が考えられます。例年の成蹊小学校の試験日程は、11月上旬に2日程の確保が必要となります。よって、試験が過密する11月上旬の受験校の選択を迫られた際に、2日程が固定されても受験したいと考える志望度が高いご家庭が集まるという仮説です。
結論としては、①&②の複合的な要因か、①の傾向が強く出ているのかなというのが、現時点での我が家の見解です。
▼入学考査の全容把握には、下記の書籍をおすすめします(親が読むべき本)
▼つづく
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